ぱっかん
ステージ上に置かれた椅子の上に女性が座り、マジシャンがそれを絹のショールで隠す。さらに大規模な消失としてはハワード・サーストンが自動車、ハリー・フーディーニがゾウ、ジークフリード&ロイがディズニーランドの城、デビッド・カッパーフィールドが自由の女神像、ジェット機、オリエント急行を消失させている。人の体を上半身と下半身の2つに切断する。15世紀から16世紀頃には人間の首切り術を行っている絵画が存在し、1584年にレジナルド・スコットが出版した『Discovery of Witchcraft』(『妖術の開示』)で解説がなされている。そのあと元に戻す場合が多い。 17世紀のインドで演じられていた『ヒンズー・バスケット』という奇術では、竹で編んだかごに子供を入れて消失させている(2007年9月19日に日本テレビの『史上最強のマジックTV奇跡の宴』でもイシャム・ディーンが演じている)。。ショールをどけると女性はステージ上から消失している。しかし、この後ゴールディンが人体切断は自分が1909年に開発していたとクレームをつけている。またデビッド・カッパーフィールドの「Laser」ではレーザーによって彼の胴体が切断され、上半身が下半身を抱きかかえた状態でジャンプしたりする。 上半身と下半身を切り分けるものとしては、P・T・セルビットが1920年12月に「美女の胴体切り」を見せたのが最初。彼はこれを演じるとき、ステージ上の床に隠された落とし穴が無いことを強調するために、床に新聞紙を敷いていた。彼は助手であるジャン・グレンローズを木箱の中に入れ、木箱に薄い板や剣を突き刺して8分割した。クリス・エンジェルは女性の胴体を切断し、上半身だけが地面を這い回るという演技を行っている。考案者は四つ玉や消える鳥カゴなどの発明で知られるドコルタである。 翌年の1921年1月27日に舞台で初演された。人間に限らなければ、紀元前1700年頃の『ウエストカー・パピルス』においてデディという奇術師がガチョウや牛の首を切り、それを元に戻したという記録がある。また、本格的な消失としてはドコルタの『消える貴婦人』が有名である。そのあと板と剣を取り除き、木箱をノコギリで切断してしまうが、そのあと助手は無傷で箱から出てお辞儀をする。
